ミュージカル「黒執事 -Tango on the Campania-」 感想
ミュージカル黒執事-Tango on the Campania-を観劇しました!
1月の東京公演を劇場で観劇、そして昨日大千秋楽をLVで観ました。
私は生執事*1に関しては「原作ファン」の立場が一番しっくりくるのかな…松下さんがセバス役だった頃にふらっと動画を見て以来、円盤は買っていて。実際に劇場に行ったのはリコリス再演のみ。
ミュージカル黒執事 地に燃えるリコリス2015 観劇感想 - .me
今回舞台化された豪華客船編は私が原作で一番好きなエピソード。去年のアニメ劇場版が最高だったこともあって期待してました!
というわけで特定の役者さんファンというわけでもない、いつもの如くふわっとした感想戦です。
まず、
この作品を「2.5次元」で括るなんて超もったいない!!!!
キャストの層が厚くて、クオリティも物凄くて、普通にミュージカル作品として成り立っていると思います。(普通のミュージカルとは…みたいなアレもあるけど)
で、今回何でそんなに強く思ったんだらうと考えたんだけど、楽曲のクオリティが高いからかな…と。語弊があるかもしれないけど、TotCは王道のミュージカルナンバーっぽい曲がたくさんあって!ミュージカル好きとしてはとっても嬉しかったです。
特にオープニングナンバーの迫力。最初の一曲を聞いた時点でチケット取って良かった~!この作品は安心して観れる~!!*2と思いました。
そしてそんな楽曲と作品を底上げしたのがアンサンブルキャストのみなさんだと思います。もうね~常に舞台上が華やかだし歌も厚いしダンスも凄いしでとにかく凄かった(語彙力)
それから、演出が凄い!実際に見るとセットの高さがすごいし場面転換めちゃくちゃするしぐるんぐるん装置が変わるしで見てて飽きなかった……。
次に場面ごとの感想を…(役名と役者さんの名前ごっちゃになってます…)
一幕はミッドフォード家萌え!笑
ミッドフォード家の歌は大千秋楽のまとまり方が凄くて。秋園さんの歌声の伸びが好き。2幕頭のナンバーもとても良き。
3人の殺陣もかっこいい。
エドワードのシルエットがめちゃくちゃ綺麗で…シルクハット超似合ってたなあ。
そして…なんと言ってもリジー!一幕のMVPはリジーだと思ってます!本当に可愛くて華があって、全員集合した場面では気付いたらリジーを目で追ってました。ソロ曲の時の動きが優雅で可憐。かわいい→かっこいいの切り替えが凄い。
いつか生で見たいと思っていた河合龍之介さんを今回リアン役で見れて本当に良かった〜〜!シリアスと笑いのバランス感覚が凄いなと思いました。ツーステップフェニックス〜♪のインパクト!笑 からの人体蘇生シーン。あの動きは凄すぎて訳分からなかったです。
グレルとロナルドが上司部下っていうより同僚っぽくてかわいい。千秋楽のグレルが、何て言えばいいのかわからないんだけど、本当に本物のグレルで!すごく感激した。
そして怒濤の2幕!
まず、アンダーテイカー。ACTで見て一番ゾクゾクしたのはアンダーテイカーの見せ場でした。台詞混じりの歌本当に格好いいし、大人の色気がヤバい…
LVで見たら瞳がちゃんと死神の色で超テンション上がりました。
それからセバスチャン&シエルの回想シーン!
今までの作品は、どちらかというとゲストのキャラの掘り下げが多かったからこの回想シーンの主従コンビの主役感がとっても嬉しかった…。お屋敷シーンのアンサンブルの使い方がおしゃれ。
やる気のないセバスが新鮮で面白い。大千秋楽の「かしこまりましたー」は完全に笑いを狙ってたよね?!笑 「クソガキ!」も大好き!笑 で、反発し合う2人が段々と認め合うようになるナンバーがまた最高で…古川さんの歌が大好きです。後ろの映像ともピッタリ動きが合ってて凄い。歌詞が段々と完璧に近づいていくのが良い…2人のハモリも綺麗…最高の主従コンビ。
主従コンビといえば、私が見た回はセバスがしょっちゅうシエルの服装整えたり目配せしててかわいかったなー。
そして!私が一番好きな叙勲式のシーン!!真っ青できらきらした衣装が素敵で、後ろから真っ白い光でブワーっと照らされてるのが尊さ1000点でした。悔いなし…。
叙勲式の後セバスが「幸せに生きては?」って誘惑する顔も最高!その後シエルが跳ね除けるんだけども、その感情の入り方が物凄かった… このシーンに限らず東京から千秋楽でシエルの感情の乗せ方が全体的にレベルアップしていてより物語に引き込まれました。本当のシエルだった。
怒涛の見せ場展開からのアンダーテイカー・死神コンビ・セバスの殺陣もキレッキレで格好良くて、さらにその後ゾンビ掃討もあって歌も歌って古川さんの体力凄いな?!
追記・見返したら古川さんのこと全然書いてなかったから書きます!笑
古川さんの歌、本当に好き! セバスパートになると「来るぞ〜!」って気持ちになってました。笑 あと物語の説明台詞が好き。 ACTではやばい綺麗なスタイルを、LVではいろんな表情をドアップで堪能できて楽しかった(?)。 身のこなしも本当に素敵…。あと、シエルとのコンビが本当に良かった。主従コンビがさらに好きになりました。 どこをとっても完璧で、だからこそ「もう無理かもしれないと思った」という言葉を聞いて座長〜〜(´;ω;`)ってなりました(語彙力がない)
豪華客船編は(他の章に比べたら)みんな助かるし大円団的な終わり方をするのがハッピーで好き。♪Campania〜〜が頭から離れない…
大千秋楽はキャストの方一人一人から挨拶があって、皆さん本当に生執事が好きなんだなぁと伝わってきてほっこり!
古川さんが「3年間の集大成のつもりで…」と仰っていてうんうん頷いてしまった、千秋楽は画面越しなのに舞台上からの勢いとか気迫がビシビシ伝わってきて震えました。 あと、挨拶の内容が、杏果の卒業前のそれと完全に重なっちゃって今回で古川さんのセバスは最後かなと思ったり…。生執事がミュージカルとしてレベルアップしたのは古川さんの影響もあるんじゃないかなと思うし、古川さんのセバスチャン超好きだから悲しいです。覚悟は決めておこう……。
ミュージカル黒執事 Tango on the Campaniaがシリーズの中で一番好きな作品になりました!
明日のディレイ配信と円盤発売が待ち遠しい〜〜